今度の標的は教職員

教職員の自宅を狙った新種の「劇場型振り込め詐歎」が、胆江地区など県南部を中心に発生している。教職員の不祥事事件を装い、「示談金」として金銭をだまし取ろうという手口。水沢市教育委員会にも２４日、被害に遭いそうになったという連絡が入った。実被害の報告は現時点ではないが、県教委水沢教育事務所は、管内（胆江地区）の市町村教育長を通じ注意を呼びかけている。同事務所によると、今回の詐欺に似た手日は今年５月に２、３件発生。その後、沈静化していたが、１０月に入ってから再び発生している。その手口は、出勤中の教職員宅に弁護士や警察署長を装った人物から電話が入るというもの。教職員の親や祖父母に当たる高齢者がターゲットだ。電話の相手は、「○○学校に勤務しているお宅の息子さんが、生徒に性的嫌がらせをしたことが明らかになった。このままでは懲戒免職になるが、被害者の親は示談て解決してもいいと話している」などと話してきたという。性的嫌がらせのほか、「他校の生徒に危害を加えた与傷害行為をした」などの例もあったという。電話口には別人物の声で、被害者の親や学校長などの″役柄″が次々に登場。さらには教師がすすり泣いているような演出まであるなど、さながら演劇のように臨場感があったという。幸い、会話内容を不審に思った人が多く、相手を聞いただすと電話が切れたという。２４日に水沢市内て電話を受けた教師宅ては、学校文化祭による振り替え休日のため、教師本人が自宅にいたこともあり、すぐに「詐欺」だと分かった。電話があった人の中には、今年春に異動したという教師や１年契約で異動してしまうような講師職員もいた。学校名を間違わずに電話をかけてきたことから、相手は最新の個人情報を入手していることがうかがえる。・・・・・・「10月25日胆江新聞より抜粋」

なるほど、ありがちな話だな、教師が生徒に性的嫌がらせ、年老いた家族は恥ずかしくてだれに相談することもできず示談金を振り込んでしまう、という図式。でも市内の学校は文化祭の代休だったというのが落ちになっていることからすると、地元民の仕業じゃないな。このブログをご覧の方はくれぐれもマネしないように！。

そういえば、去年の今頃、うちにも電話があったな。
ばあさんが大変なことになったと自分の仕事場にかけこんできた。
家にもどって電話に出てみると、妻が職場で重大な医療事故をおこしてしまって、今、院長と患者の弁護士が示談の交渉中だと言っていた。でもやけに若い声の院長で名前も違うし（院長の名前くらい知ってますって）、途中でピンときて、「この電話は全て録音されてますよ」って言ったらプッツリ切れてしまった。
あの頃は「白い巨塔」のあとでちょっとしたブームになっていて、そこからヒントを得ていたのかな。